どんなシーツを選びたいですか?
防水シーツには、加工方式により、「コーティング加工」と「ラミネート加工」に分かれます。また、機能面では、「防水」と「撥水」の二種類あります。
コーティング加工:生地の表面に合成樹脂を塗り、生地の表面に完全な被膜を作ることで水を通さない加工です。
ラミネート加工: TPUフィルムを生地面に貼り合わせることで水の染み出しを防ぎます。基本的には低透湿TPUフィルムを使うことにより完全防水できますが、通気性が悪くて、蒸れやすいという特徴があります。
撥水加工:水が落ちると、水滴の形になり、横に跳ねたり伝わったりします。上から圧力がかかると水分は生地に吸収されることがあります。また、数回の洗濯によって撥水効果は徐々に低下することがあります。
防水シーツの生地は、材質により「パイル防水シート」や「ポリエステル防水シーツ」、「デニム防水シーツ」など分かれます。
「パイル防水シート」は、毛足が長いパイル生地と短いパイル生地の二種類が選べます。綿布による吸湿性と吸水性あり、肌に直接触れても肌触りが良いことが特徴です。
「ポリエステル防水シーツ」は、綿布の防水シーツと比べると吸水性は低いのですが、薬剤処理することで、吸水スピードが早くなり、汚れが取りやすく、乾燥しやすいという特徴があり使いやすく人気があります。
「デニム防水シーツ」は丈夫で頻繁に洗えるので、経済的です。
構造としては、2層、3層、4層、5層と多層構造のものがありますが、経済性などを考慮して2層、3層の製品がよく選ばれています。
形態としては、四角にゴムが付いているもの、または両端にゴムが付いているものやボックス型のものなどがあります。どれも固定が容易でずれにくいタイプです。
使用者の状態や使用シーンに合わせて適切なシーツをお選びください。