一般に医療用や介護用の手袋は、PE手袋(HDPE手袋・LDPE手袋・LLDPE手袋)、CPE手袋、TPE手袋、PVC手袋 (ビニール手袋)、ニトリル手袋、ラテックス手袋に分類できます。
PE手袋は、ポリエチレン手袋と呼ばれ、HDPE手袋とLDPE手袋、LLDPE手袋に分かれます。手袋の中では一番薄くて安価で、短時間の使用で、単純に汚れを防ぐために使用するなら十分な手袋です。
CPE手袋は、細かいエンボズ加工が施され、滑りにくく、ある程度厚みあり、食品工場の作業者などが一日中使用するために十分な強度があります。
TPE 手袋は、その滑らかな手触り、優れたグリップ力、強力な引っ張り強度と優れた伸び強度があり、環境にも優しい製品です。PVC やニトリル手袋よりも安価でで、かつリサイクルも可能なエコなタイプです。
CPE手袋やTPE手袋は、プレス加工で作られているため、医療用に使うことはできません。
PVC手袋、ニトリル手袋、ラテックス手袋は、隙間なく含浸成形されており、手の形によりよくフィットして快適に着用できます。なかでも、ラテックス手袋の価格は一番高いものの、弾力性と靭性も最高レベルですが、ラテックスアレルギーの人には不向きです。